介護の仕事は全国的に求人数が多いだけでなく、他の業種と比べて正社員や派遣、パートなど色々な働き方を選べることから、様々な立場の求職者から関心が集まっています。たとえば、正社員として介護の仕事に就く場合には、職場によって希望通りに休みが取れなかったり、夜勤続きで体が疲れたりすることもありますが、働きながら介護業務に関する専門スキルを磨きやすいといったメリットがあります。特に、ベッド移乗や食事介助、排せつ介助などの身体介護をきちんとマスターしたい人は、求職中に正社員の介護職員の求人をメインに探すことが大切です。

また、派遣の介護職員は採用時にある程度の実務経験が求められることがありますが、直接雇用のパートやアルバイトなどの職員と比べて高い時給を得られる現場が少なくありません。また、事業所によっては派遣の職員に対して残業や夜勤を免除しているところもあり、昼間の時間に働きたい人や、プライベートの時間をしっかり確保したい人に向いています。最後にパートの介護職員は、実務経験や資格がない人も採用してもらえる可能性が高く、1日の勤務時間も3時間から5時間程度と短いため体に負担を掛けずに働けるという魅力があります。なお、自分に合う職場や理想的な働き方を見つけるには、できるだけ早い時期から介護業界の就職セミナーやフェアに参加したり、評判が良い介護事業所の見学をしたりして、就職活動に備えることがポイントです。